基本手当受給中に病気、傷病手当とはどんなものか【平成16年:事例研究より】

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失業して雇用保険の基本手当を受給中に病気になった場合、傷病手当が支給されると聞いたのですが、傷病手当とはどんなものなのでしょうか。

健康保険の傷病手当金が支給されるということなのでしょうか。

【福島・M男】

傷病手当は、受給資格者が離職後公共職業安定所に出頭し、求職の申込みを.した後に、15日以上引き続いて傷病のため職業に就くことができない場合に、基本手当に代えて支給されるものです(14日以内の傷病の場合には基本手当を支給)。

傷病手当の日額は基本手当の日額と同額であり、支給される日数は所定給付日数からすでに基本手当を受けた日数を差し引いた日数が限度とされています。

傷病手当は、傷病のために基本手当の支給を受けることができない日について、傷病期間中の生活の安定を図るために雇用保険から支給されるもので、健康保険の傷病手当金ではありません。

傷病手当の支給を受けるためには、傷病がなおった後の最初の支給日までに、「傷病手当支給申請書」に受給資格者証を添付して提出します。

このとき、傷病手当支給申請書の所要欄に、傷病についての医師の証明を受けておきます。

【平成16年:事例研究より】