パートで報酬月額は高くないが障害3級は受給額いくらくらいか【平成16年:事例研究より】

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勤続1年のパートが、私的な事故でケガをしました。

幸い厚生年金の資格.を取得していたので、障害等級3級でも年金をもらえるはずだと説明しました。

しかし、なにぶん、標準報酬月額等級5級(12万6,000円)ですから、金額的にはあまり期待できないと思います。

目安として、どのくらいと考えたらよいでしょうか。

【山口・M社】

国民年金の加入者の場合、障害に関する給付は基礎年金1級・2級の2種類しかありません(表)。

しかし、厚生年金では、1級から3級の年金、一時金の障害手当金まで、4ランクの給付が設けられています。

障害等級1級・2級は、国民年金と厚生年金の両方に共通で、厚生年金に加入していれば、障害厚生年金と基礎年金を同時に受け取ることができます。

障害厚生年金3級と障害手当金は、厚生年金の単独給付です。

ところで、3級の年金額は、障害給付の表には「報酬比例の年金額」と解説がついています。

報酬比例の年金は、「老齢厚生年金の規定の例により」計算します。

ただし、被保険者期間が300月に満たないときは、300月として計算するという最低保障があります。

老齢厚生年金の式は、次のとおりです。

平均標準報酬月額×7.125/1000×被保険者月数×物価スライド
平均標準報酬月額12万6000円で、被保険者期問を300月として計算すると、
12万6000円×7.125/1000×300×0.988=26万6,100円
年金約27万円では、あまりに低すぎます。

2級以上の年金の場合、基礎年金に厚生年金が上乗せされますが、3級には基礎年金がありません。

このため、障害厚生年金3級については、さらに59万6,000円を下限とするという特例が付けられています。

2級の基礎年金だけをもらった場合、金額は80万4,200円です。

3級の保障額60万3,200円は、その4分の3の水準に設定されています。

【平成16年:事例研究より】

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